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NEWS

2月26日(火)「JAM THE WORLD」ゲスト出演
J-WAVE(20時〜21時50分)
http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/break/130226.html

2月21日(木)「新刊JP」ロングインタビュー掲載
「特集 日本の地下水が危ない」
http://www.sinkan.jp/special/groundwater/index.html

1月28日(月)「大沢悠里のゆうゆうワイド」ゲスト出演
「誰も知らない地下水の秘密」を語る TBSラジオ(午前8時30分〜10時10分)
http://tbsradio.cocolog-nifty.com/yuyu/

第614回「マル激トーク・オン・ディマンド」ゲスト出演
宮台真司×神保哲生×橋本淳司「現代日本の水事情〜環境保全・安全保障の視点から」(ビデオニュース・ドットコム)
http://www.videonews.com/

奪われ、枯渇していく地下水。地域の水を守る方法はこれだ!


 水源をめぐる戦いが日本各地ではじまった。外国資本による森林買収は、尖閣、竹島のような領土問題とは考えられない。なぜなら合法的な土地取引だからだ。仮に中国資本が買ったとすれば、日本領土内に中国ができたことになり、その土地は自由に使用できる。水の汲み上げも自由、国外へ持ち出しも自由である。
 しかし、地下水は無限ではない。過度に汲み上げられれば地域の水が奪われる。水涸れ、地盤沈下などの被害が出る。

 驚くべきことに、日本には地下水に関する法律がない。数年前から法律が準備されているが、各省庁からの異論、企業の反発などで遅れている。その間も水源買収、地下水利用は着々と進んでいった。

 グローバル化の波、ナショナリズムの波がうずまくなかで、水を保全したい勢力、積極的に活用したい勢力の本当の思惑はどこにあり、具体的には何をしようとしているのか。水源をめぐる戦いは、自治体対外国資本という単純なものではない。外国資本に「土地を売るな、水を奪われるな」という意見がある一方で「積極的に水を売りたい」という声も強い。

 こうしたことはメディアで報道されることはないが、水は生活の基盤であり、あなたの生活に大きく影響する。水を失った「まち」が存続できた歴史は過去にない。生活を守るという意味で、必読の書である。



アクアスフィア橋本淳司事務所

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