箱島湧水の不思議

 

 榛名山(群馬県)の麓に古くから地域の住民が崇拝している箱島不動尊(群 馬県東村)があります。
 
 1188年に創建され、当時は天台宗福泉院萬福寺持 でしたが、明治になって萬福寺は廃寺となり、原町善導寺持となりました。

 箱島湧水には、昔から伝わる不思議な伝説があります。

 その昔、原町の第二 世「円光上人」という人物がいました。そこで怨敵に追われた木部宮内少輔の 「北の方」(円光の母)が突然訪れ、よもやま話をしました。円光は母が追わ れている身とは知らず、何気なく別れを告げました。ですが、それが最後の別 れで、母は息子に会えてもう思い残すことはないと榛名湖へ向かい、待女とともに入水して果ててしまいました。

 その後、榛名湖には大蛇が住むという話が伝わって、それは身を投げた北の 方の化身だと噂されました。そのため円光上人は供養をしようと北の方の位牌 を榛名湖に納めました。すると数日後、位牌が近くの箱島不動尊境内の杉の根 元より湧き出る清水から出てきたのです。

 その位牌は今でも箱島不動尊の堂に納められています。

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 名水百選にも選ばれている「箱島湧水」は群馬県東村にあります。東村は、 群馬県の北西部にある吾妻郡の最東端に位置しており、北は小野上村、西は吾 妻町、東は渋川市・伊香保町、そして南は榛名町に接しています。人口は約2 600人世帯数は650世帯あまりで、村の約8割が森林で水と緑に恵まれた 自然豊かな山村です。産業は、コンニャク・花卉などの農業、広大な森林を活 用した林業、マス・ヤマメ等の養殖などの水産業が盛んです。

 日本名水百選に認定され、日量3万トンといわれる湧水は境内を守る大杉の 根本より湧出しています。伝説のとおり、この湧水は榛名湖から地中を通って 湧出していると伝えられています。水量は四季を通じて変わることなく多量の 流水を誇り、その流水は「山雀の瀑」とよばれる高さ12メートル、 幅7メー トルの滝になって岩から落ち、豪快な景観をつくっていました。ですが、この 滝は箱島発電所建設のため姿を消しました。名水百選の選定条件の1つに、地 域の住民に愛されている項目があります。発電所をつくって滝を壊してしまう 東村の人々は、この湧水を愛しているとは考えにくいので、早く名水百選から はずすべきでしょう。

 またポリタンクをもって水くみに訪れる人の多さには辟易します。東京から 来たというラーメン屋さんが、ポリタンク数十個ぶんもくんでいきました。名 水をつかったラーメンだからというだけで、たいしておいしくもないのに、も てはやされるので、こういう困った人が現れるのでしょう。

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●箱島湧水がわかるHP

名水百選:箱島湧水
http://mizu.nies.go.jp/meisui/data/index.asp?info=20

箱島湧水
http://www.geocities.jp/blue_sky_00_77/water01.htm