不老川(としとらずがわ)の由来

 

 武蔵の国の狭山・北入曽あたりを流れる不老川はたいへんなあばれ川でした。 この川はどんなに日照りがつづいても、水が涸れることはありませんでしたが、 いったん雨が降ると、たちまち氾濫して、あたりの田畑はいちめん水びたしに なってしまい、人々を困らせていました。

 ところが、ある節分の日のことです。不老川の水がカラカラに干上がってし まいました。そして、次の年も、その次の年も、同じように節分の日になると 決まって水が涸れてしまうのでした。

 村人たちは不思議に思い、いろいろと調べてみましたが、どうしても理由が わかりませんでした。そこで村人たちは、「節分の日だけ水が涸れるのは、こ の川がわがままいって、年をとりたくないからだ」と思うようになりました。

 それ以来、この川は不老川と呼ばれるようになったということです。

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 不老川は東京瑞穂町狭山池からの伏流水の湧水が源流で、埼玉県入間市、所 沢市、狭山市を流れ、川越市の新河岸川に合流する全長17キロの川です 。

 この川はよく洪水を起こす暴れ川だったので、昭和22年から47年にかけて現在のような直線に近い川に改修しました。

 かつてはウナギ、ドジョウ、フナ、メダカなどの魚も生息し、川遊びもでき た清流でしたが、昭和40年代になると、狭山丘陵の開発で湧き水が減少し、 人口急増で生活雑排水が増大で汚れ、ついに昭和58年から3年間連続でBO D(生物化学的酸素要求量)が100PPMを越え「日本一汚い川」になって しまいました。

 そんななか、昭和60年12月7日「不老川をきれいにする会」が結成され ました。川に捨てられたバイク、自転車、畳、毛布、テレビ、ラジオ、犬、猫、 子豚の死体などを自治会の人々が引き上げ、それを狭山市が処理すると言う官 民一体の浄化活動がスタートしたのです。

 平成元年5月には、上流から下流までの4市の浄化団体を一緒にした不老川 浄化市民団体が結成され、河川管理者の埼玉県と4市の協力を求めて、広域的 に浄化活動を継続しました。

 現在、「日本一汚い川」の汚名は返上したものの、いまだ日本で二番目に汚 い川のままです。

*現在の「日本一汚い川」は埼玉県から東京都に流れる綾瀬川です。


●不老川を知るためのホームページ

不老川流域川づくり市民の会
http://furougawa.mods.jp/

狭山市役所
http://www.city.sayama.saitama.jp/

不老川百景
http://homepage2.nifty.com/nacques/takagui/