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昔のヨーロッパでは、排泄物を平気で道路に捨てていました。そのため臭気がひどく、とても歩ける状態ではありませんでした。
日本ではし尿が大切な肥料として利用されていましたが、ヨーロッパではゴミ以外の何者でもない。ここが大きく違うところです。
14世紀、フランスやイギリスで汚物の投棄を禁じる法令が出されましたが、効果はありませんでした。
そこで道を石で舗装したり、排水溝を建設したり、歩道を一段高くしたり、いろいろな工夫がされましたが状況はかわりません。
そこで18世紀、下水道をつくることにしたのです。
ところが下水を処理するという発想はありませんでした。排水を一箇所に集め、そのまま川に流していたのです。川は汚れました。
また、飲み水としてその川の水を利用していたため、不衛生でした。さらに、水洗便所が普及すると川の汚染はますます悪化しました。
1831年、こんな状態のイギリスにインドからコレラが侵入し、またたく間ににヨーロッパ全土へ広がっていきました。
そのため黒死病や天然痘などの病気が流行したのです。そこで汚水処理の対策がはじまったのです。
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