| □★□「浄水器」と「整水器」「活水器」は違うもの
◆水道水の塩素臭やカビ臭が気になる、
などの理由から、
「浄水器」が普及率を上げています。
浄水器とは、水道水をろ過することによって、塩素や鉄さび、
にごりなどを除去または減少させる機器です。
◆これとは別に、
「整水器」や「活水器」と呼ばれるものがあります。
こちらは特別な処理をして「活性水」とか「機能水」などと
呼ばれる水をつくります。
◆一口に「活性水」「機能水」といっても、
処理方法によって細かく分けられます。
◆代表的なものは、アルカリイオン整水器でつくられる、
アルカリイオン水でしょう。
水にカルシウム剤をとかし、アルカリイオン整水器で
電気分解します。
すると電気分解すると陰極(マイナス極)と陽極(プラス極)
に性質の違う2つの水ができます。
◆陰極では、水の還元(酸素が奪われる)という化学変化がおき、
水酸化物イオンができます。
さらに、陰極には以下の陽イオンが集まります。
●添加したカルシウム剤からのカルシウムイオン
●もともと水道水に含まれていたカルシウムイオン
●マグネシウムイオン
◆陽極では、水の酸化がおき、水素イオンができます。
さらに、陽極には以下の陰イオンが集まります。
●塩化物イオン
●炭酸水素イオン
◆こうして陰極にできた水が、アルカリイオン水(還元水)、
陽極にできた水は酸性水(酸化水)です。
陰極にできたアルカリイオン水とは、
水酸化カルシウム水溶液で、じつは、うすい石灰水です。
□★□旧厚生省が認めた効能に疑問あり
◆アルカリイオン整水器は、
1965年に厚生省(現厚生労働省)で薬事認可されました。
認可されたアルカリイオン水の効能は、「飲用して慢性下痢、
消化不良、胃腸内異常発酵、制酸、胃散過多に有効」
というものです。
一方の酸性水は、弱酸性のアストリンゼントとして美容に
用いられます。
◆しかし、その後、1992年の国民生活センターの調査で、
こうした効能に疑問が投げかけられています。
その後も大学の研究室などで調査が行われましたが、
はっきりとした答えは出されていません。
だからアルカリイオン水が体にいいかと聞かれたら、
いまのところ、「よくわからない」というしかないと思います。 |